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研究

 本校では平成23,24年度と文部科学省・滋賀県教育委員会「道徳教育総合支援事業」の指定を受け、研究主題【自らはたらきかけ、他と関わり合いながらよりよく生きるために自分を高めていける子どもの育成】を設定して研究に取り組んできました。
 その後、これまでの研究の成果を取り入れながら、平成25年度より、「考える力」に焦点を当て、算数科を窓口としながら研究を進めています。

これまでの研究と経緯

過去5か年間の研究主題および指定研究歴(市町教育委員会の指定を含む。)

  

 平成23,24年度
      自らはたらきかけ、他と関わり合いながら、よりよく生きるために自分を高めていける子どもの育成
      − 人や自分を大切にし、自分に自信をもち、南小に誇りをもつ子ども −  (道徳)
★「平成23年度 道徳教育振興だより」(滋賀県教育委員会発行)に本校の平成23年度の実践が一部掲載されています。

 平成25,26年度
     「考える力」を育てる授業の創造
      − 自分の考えをもち、伝え合い認め合う子どもの育成 −  (算数科)
 

 

今年度の研究について

 研究主題  学ぶ楽しさを味わいながら、考える力を育む授業の創造
           − 主体的に自分の考えをもち、学び合い高め合う子どもの育成 −

 主題設定の理由
  
本校では、これまでに、主体的に言葉で「伝え合う力」を高めることで「生きる力」につながる力が育成できると考え、国語科    を窓口として校内研究を進めてきた。その成果として、子どもたちは自分なりに考えたことを素直に相手に伝えられるようになったり、様々な表現の文章に触れることで、自分の話の中に、少しずつ良い表現を取り入れることができるようになってきた。 
 平成23年・平成24年度は、「道徳教育総合支援事業」の指定研究を受け、これまで培ってきた「伝え合う力」をもとにして、道徳教育の充実にに向けて研究に取り組んできた。そして、話し合い活動のある道徳の授業づくりを中心に「自らはたらきかけ、他と関わり合いながらよりよく生きるために自分を高めていける子どもの育成 」をテーマに研究を進めてきた。
 しかしながら、文や数量、図表などを基に自分の考えを生み出し、文章で表したり相手にわかりやすく話したり、友だちの考えを受けて自分の考えを修正したり、深めたりするところまでには至らなかった。
 これまでの全国学力テストや、市統一学力テストの結果からは、『記述問題が苦手で、考えをまとめる手立てを持たない子が多い。』『基礎的な学力は身についているが、無答率が高く、課題を早い段階で諦めてしまう。』というような傾向が見られた。このような力の弱さは、全国的な傾向であるとはいえ、やはり、継続的な取り組みの中で少しずつ実践を積み上げながら克服していきたい課題である。
 このようなことから、「思考力を育てる」ことを指導の中心に位置づけ、授業の中で、「考える時間」を確保し、「考えを交流する時間」を保障し、「思考力」の育成のために授業改善に取り組んできた。その中で、
 ・子どもたちに、書く力(含 語彙力)が不足していて、考えを文章にすることができにくい。
 ・日常の授業での積み上げができていない児童も見られる。
といった実態が見えてきた。その改善策として、昨年度から考えを書くことを習慣化し、考えたことの足跡を残していくことに取り組んだ。授業のパターンを決め、授業の流れがわかるように「ノート、板書」を工夫しながら授業改善を図るとともに、今まで培ってきた「言語環境」・「学習環境」を充実させる充実させることに力をいれてきた。ノート指導を中心に、書く力を高めることで考えを整理し、自分の言葉でまとめることで理解や思考力が深まってきた。一方で、個人差をできるだけなくすためにわかりやすい発問になってしまったり、考える時間が確保できないこともあった。また、解けた喜びや達成感を感じることはできた、考えを深めることのよさや高まりを味わえないまま学習が終わることもあった。
 これらの課題を解決していくために、今年度は一人ひとりが主体的に自分の考えを持ち、伝え合い認め合うことでさらに深めていくことを研究主題に位置づけた。教科指導におけるユニバーサルデザインの活用が広がりつつあるが、その理念や手法を取り入れながら、確実に子どもたちが自分の考えを生み出し、日常生活の中で考える力を生かしていくことで「確かな学力を身につけた子ども」の育成が図れると考える。

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